法妹(ほうまい)装身具原図


香雪が台東区谷中に住んでいた頃、根津で金属加工をしていた小林亀治郎と髪結(かみゆ)いのつるは香雪一家と親交がありました。小林一家は昭和20年3月10日の空襲に遭い長野に疎開して元善町に移り住み、戦後、マツヤカメラを開店しました。
その頃、つるは善光寺大門で香雪とばったり再会します。当時、香雪は大勧進の余間に夫婦で住んで、雲上殿の絵を描いていましたが、その後、横沢町に移り住みました。
長野市仏教会の花まつりで仏教踊り(インド舞踊)をすることになり、後に「法妹(ほうまい)」と香雪が命名しました。踊り手の衣裳は、香雪がインドから持ち帰った更紗を用い、マツヤの二階で作りました。
亀治郎は、金属加工していたので、法妹(ほうまい)の装身具を作りました。宝石は、亀治郎の実家の、西後町松屋長商店のかんざしの材料を転用しました。


野生司香雪画伯の作品について 〜目次〜

野生司香雪画伯とは 〜目次〜

野生司 香雪(Nousu kousetsu)画伯展へぜひお出かけを
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2023年長野市仏教会主催のセレモニー予定
法妹の装身具や衣裳の展示や「法妹(ほうまい)」の舞も


5月12日(金)14:00開場
北野カルチュラルセンター1階
オープニング法要
大本山永平寺貫首南澤道人不老閣猊下 御親修
「釈迦牟尼仏慶讃法要」ならびに
「野生司香雪画伯五十回忌法要」
■記念講演「野生司香雪の生涯と仏伝壁画」
元徳島文理大学非常勤講師 溝渕茂樹氏

5月14日(日)11:00〜,13:30〜
北野カルチュラルセンター1階
■「法妹」藤間千勢津社中
令和5年、長野市仏教会創立81周年記念、そして、仏都花まつり第101回記念としてのイベント「野生司香雪画伯展」へぜひお出かけください。
※各催事には混雑緩和の為に定員がございます。事前予約は行わず当日受付になります。(2023年5月12,13,14日)