花まつりとは


お子様の健やかな成長を願い、いのちの尊さに気づく・・

花まつりはおしゃかさまのお誕生をお祝いする法会です

zenkouji  善光寺での法会

おしゃかさまは、今から2500年ほど前の4月8日に、北インド ルンビニーの花園でお生まれになりました。やがて、おさとりをひらかれ、多くの方に教えをお説きになりました。

その教え(仏教)は、人の心から心に伝わり、世界へと広まりました。花まつりでは、灌仏をしておしゃかさまのお誕生をお祝いします。この法会をご縁として、お子様の健やかな成長を願い、いのちの尊さに気づかせていただきましょう。




花祭り豆知識

いつごろから始まったの?


花まつりは、灌仏会(かんぶつえ)、降誕会(ごうたんえ)、
仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)とも云われ、
日本へは7世紀ごろ中国から伝わり、
寺院の行事として行われてきました。

長野市の善光寺でひらかれる長野市仏教会主催の「花まつり」は、
1922年から始まったとされており、親子3代にわたって
参加されたという方も多くいらっしゃいます。

誕生仏はなぜ右手をあげているの?


お生まれになったおしゃかさまが、七歩あゆみを進め、
右手で天を指差し、左手で地を指し、
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)」
と宣言された姿を表現したものです。
花まつりでは、春の花で飾られた花御堂(はなみどう)に
水盤を置き、その中央に誕生仏を安置します。

 

法妹(ほうまい)とは・・・


長野市仏教会主催の仏都花まつりでは、善光寺山門特設会場と
北野文芸座において 法妹が奉納されます。

法妹は、昭和21年に世界的仏教画家の野生司香雪画伯等によって
発案されたもので、インド風の装束を
身に着けた少女たちによる舞です。

以来80年近い歴史があり、長野市仏教会主催の
仏都花まつり独特のものです。

花まつり「法妹」発案者の一人「野生司香雪展」のご紹介

 

長野市仏教会創立81周年記念・仏都花まつり第101回記念行事として
仏教画伯「野生司(のうす)香雪(こうせつ)展」を2023年に開催いたしました。
善光寺にて毎年5月5日に行われる仏都花まつりの法要のひとつ、「法妹(ほうまい)」。
その少女たちの舞の際に身につける衣裳やアクセサリがどのようにデザインされたのか、
その踊りはどのように企画されたのか・・・。ぜひ長野市仏教会のホームページもご覧ください。

灌仏(かんぶつ)とは・・・


誕生仏の頭上に甘茶をそそぎかけ、
おしゃかさまのお誕生をお祝いすることです。

なぜ甘茶をそそぐのでしょうか・・・?


おしゃかさまがお生まれになったとき、
空から甘い雨が降りそそぎ、
花々は咲き匂い、
お誕生をお祝いしたと言われています。

 

その故事にならい、甘茶をそそぎます。

花まつりは今年で102回を迎えます

親子代々にわたって稚児行列参加しませんか?

 

「ママも昔、お稚児さん行列に出たのよ。7歳のときの写真だよ。」

「へぇー、昔からあったんだね。今とデザインが違う衣裳だね。」

 

2024年で102回を迎える「仏都花まつり」。

国宝善光寺と長野市の目抜き通りを結び、これだけの規模で行われる「花まつり」は全国的にも類がありません。一世紀近くにも及ぶ歴史を重ねてきた大行事で、中には、おばあちゃんとお母さんとお孫さんと、3代にわたって稚児行列に参加したことがある、という方もいらっしゃいます。

幼き日の思い出は、いつまでも暖かく心に・・

大切なお子さまやお孫さんにも懐かしく語ってあげることの出来る行事が「花まつり」です。県外に嫁がれた方も、ゴールデンウィークに帰省してお子さんを参加させてはいかがでしょうか。

GWの信州は見どころたくさん

初めて信州・長野へ観光に訪れるという方にも稚児行列にもちろんご参加いただけます。ぜひ善光寺への観光も兼ねてお出かけください。

 


お稚児さん(おちごさん)衣裳、昔と今

長野善光寺花祭り衣裳新旧
長野善光寺花祭り衣裳新旧

昭和50年代のお稚児さん行列と、平成の稚児衣裳。
衣裳も何回か変わり、時代の流れを感じますね。

親子でお写真を比べてみるのも楽しいですね。
家族の思い出を刻んでください。

 


花まつりフォトギャラリー









長野市仏教会主催
仏都花まつりは長野市仏教会の主催です
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